しょうがないべ
- TANさん
TANさんを飼い始めた初日の夜の事でした。
どうしても一緒の部屋で寝たくて、
ブラスチックのかごにタオルを引いた
簡易ベッドにTANさんを入れ、
自分のベッドのすぐ横に置いて寝ました。
最初は「キュ~ン、キュ~ン」と鳴いていましたが、
布団に入れる癖をつけないようにしようということで、
心を鬼にして無視、無視。
しばらくしてTANさんは諦めて熟睡モードへ。
よし、よし、うまくいった。
zzzzz
zzzzz
zzzzz
バサッ。
はっ!!
わたくし、夜中暑くて自分の掛け布団を
ベッドの下に落としてしまいました。
布団は見事にTANさんの上に落下。
あ~
あ~
あ~
布団を取り上げると、その下からTANさんが見上げてます。
ごめんよ、と頭をなでて、
そのまま寝ようと思ったのですが、
TANさん、このチャンスをものにしようと、必死に鳴き始めました。
隣の部屋には、
小さい物音でも目が覚めるという神経質な父親が寝ていて、
このままだと、「うるさいな」と言いに来るのは間違いなし。
えいっ。
もう迷いはありませんでした。
TANさんを抱き上げ、自分の布団の中へ。
この日以来、
TANさんは一人では寝れません・・・。
いまだに「お前のせいだ」と親から文句を言われます。
だって・・・、
しょうがないじゃんか。